心のこりをときほぐす
著者の考え方に共感する点が多く、
個人的に好きな本です。
再読です。
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僕もまだ一人の女性としか結婚したことがなく、「ブルテリアしか見たことがない」無知蒙昧な一人ではあるけれど、それでも厚かましく僕なりに、女性全般について長年抱いている説が一つあります。
それは「女性は怒りたいことがあるから怒るのではなく、怒りたいときがあるから怒るのだ」ということだ。
◇◇
結婚した当初は、何が起こっているのかさっぱリ理解できなかったのだが、回数を重ねるうちに「そうか、そういうことなのか」とおおよその仕組みがわかってきた。相手が怒っているときは防御を固め、おとなしくサンドバッグ状態になるしかない。自然災害に正面から立ち向かってもまず勝ち目はないからだ。懸命な水夫のようにただ首をすくめ、何か違うことを考えながら、無法な台風が過ぎ去るのを待つ。
年をとるということを、いろんなものを失っていく過程ととらえるか、あるいはいろんなものを積み重ねていく過程ととらえるかで、人生のクォリティはずいぶん違ってくるんじゃないか、という気がする。なんかずいぶん生意気なことを言うようですが。