感じたことが事実とは限らない
人間は騙されやすい。
根幹理論ですら、
誤解含みで理解されることが多いようです。
科学はなぜ誤解されるのか: わかりにくさの理由を探る (平凡社新書)
- 作者: 垂水雄二
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: 新書
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日本では立志伝中の英雄として知られ、現行の千円札の肖像にもなっている野口英世は、一時はノーベル賞候補とまで言われたが、欧米における現在の評価はまったく失墜してしまっている。ポリオ、狂犬病、黄熱病の病原体発見など後年の研究のほとんどが否定され、捏造の疑いさえかけられている。野口の学問的手法に疑惑の余地はあるものの、むしろ時代のパラダイムに翻弄された悲劇とみるべきであろう。