超訳のほうが、スーと頭に入ってくる
まさに超訳。
でも詩の内容がものすごくわかりやすい。
ハードルが低くなって
気取りがなくて、現代風。
これいいですね。
重ねて鄭鍊に贈る 杜甫
<超訳>
君はリストラされて
老父母が待つ故郷へ旅立つワーキングプア
この先も山越え野超えの険しい人生
ぼくの他に 君にカンパする救いの神はいないのか
<書き下し文>
鄭子 將に行かんとして 使臣を罷む,
囊に一物の尊親に獻ずる無し。
江山 路遠し 羇離の日,
裘馬 誰か感激の人為らん。
<超訳>
秋月が闇夜をザックリ切き裂いて
そのまま江に飛び込んだ
峨眉山過ぎて渝州まで
見上げる空に月は無し
<書き下し文>
峨眉山月半輪の秋
影は平羌江(へいきょうこう)水に入つて流る
夜、清溪を發して三峽に向ふ
君を思へども見えず渝州(ゆしゅう)に下る