別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

知らないうちに大事なものを失っている

ブログに書いた文章をまとめた本。

素のままの茂木さんが出ていて新鮮です。

やわらか脳―茂木健一郎「クオリア日記」

やわらか脳―茂木健一郎「クオリア日記」

 

 

私がミステリーのたぐいを基本的に読まないのは、要するに、「話の展開上、このあたりで人が死なないと困るしィ」「やっぱり、トリックは意外性がないとミリョクがないからァ」というような感じで、登場人物の人間性をチンケなストーリーに従属させる、そのコザカシサに耐えられないからだ。

結構好き嫌いがはっきりしていますね。

ここまで書く方とは思いませんでした。

 

八百屋から歩き始めて、私は内心に強い衝撃を受けていることに気が付いた。
しまった!という感じだった。
God, have mercy on my soul !
考えてみれば、相手は専門家なんだから、その会話からいろいろ学ぶことがあるのは当然じゃないか。いくら科学技術が発達したって、食べ物の質が産地や天候で影響されることは当たり前だ。それを目配りして 目利きして良いものを届けることが専門性でなくてなんであろう。
ところが、現代の私たちはどうだ。スーパーやコンビニで、どこから来たのかもわかりもしない農作物を、ちらっと見て、ぽいとカゴに入れて買っている。「あっ、柿か、こんな形でこんなもんだったらいいだろう」と買って来て、包丁で適当に切って、「柿なんてこんなもんだよね」と気にも留めずに食っている。

街の八百屋さん、肉屋さん、

本当に少なくなりました。