別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

合コンは制度である

 

合コンの社会学 (光文社新書)

合コンの社会学 (光文社新書)

 

 

男女は、全くランダムに、真空状態の中で出会うのではない。そこには社会の階層性が色濃く反映され、職業や年齢や容姿を軸にした序列がはっきりある。

  

それだけ均一性が意識される場だから、合コンにおいて「差異」や「個性」は禁物だ。たとえば合コンにおけるドレスコードは、女性の場合はスカートやワンピース、男性の側はスーツやシンプルなシャツなどいずれにおいても一般的な無難な格好とされる。どんなに好きでもパンクとか和装とかいう人はいない。多くの参加者たちはコードに合わせた服装を時に極めて戦略的に選んでいる。

暗黙のルールがある。合コンて結構真面目ですね。

 

合コンでは当たり障りのない話題が好まれるのも、まさにこのためだ。場を持たせるのに都合がいいからとか、みんなが参加できるからとかいう表面的な理由に加えて、みんなが話題にしたくないところを避けさせてくれるからだ。この食べ物がおいしいとか、あの芸能人がどうしたとか、最近メタボリックで、とかいう話をしている限り、私たちは核心に踏み込まずにいられる。私たちの社会に厳然としていある階層性--------学歴の、職業の、年収の、家柄の、容姿の・・・リストは続く-------を合コンでは回避することができる。

士農工商の階層はなくなっても、表に出ない、制度ではない階層が存在する。

だから隠れた階層の探り合いをするようになった。

ということでしょうか。

 

女性の選ぶ結婚相手の条件が、三高ではなく三低になったと言われて久しい。三高とはバブルの全盛期に流行った言葉で、言うまでもなく高収入、高学歴、高身長の男性のことを指す。それに対し三低とは、女性に対して低姿勢、家事などは自分でこなす低依存、資格などを身に着けている低リスクな男性のことを指す。その背景には、行き先が不透明な社会情勢のもとにおける若者の不安感がある。

 

三低って知りませんでした。

そんなに世間で言われていますか?