会計の縛り
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/15
- メディア: 新書
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経営は、後になってみないと何が正解かなんてわからない。
節税保険は長期的な問題になるので会計の縛りが発生する。保険を使った長期に渡る利益演出は一度進みだすと二度と降りられない。ムダな労力やお金がかかり会社が疲弊する。
計画が趣味?
計画を建てるのが好きな人は周りにも多くいます。しかし「計画を立てているときが一番楽しくて、実行するときには醒めている」という人も結構います。
私のことかもしれません。
株式市場の本来の目的は、新たに株式を発行して株式市場に売却(公募)し会社にお金を集める。会社を株式というモノ化。
ところが、上場前からの株主が持っている株式を株式市場に売却(売出)は株主にお金が入る。上場すると株主が大金持ちになる仕組み。
金持ちになるために上場する人たち。
グリードな人たち。
費用対効果はどんな場面でも使えるオールマイティで便利な言葉。「コストパフォーマンス」や「費用対効果」という言葉をよく使う人にご用心。カッコイイ言葉を使っているだけかも。
2分法で話す。
一つの物事をAとBの2つに分けて話す。「社内」と「社外」。
「会計を学ぶ人間」と「会計から学ぶ人間」。
ブログにエッセイを書くときには、「自分のこと」か「他人のこと」。どちらを書くかを決めたら今度は自分の身の回りで最近何かなかったかな?他人が面白い話をしていなかったかな?などと考えを巡らせる。
書評を書くときには面白かった理由として、「共感できた」か「新しい発見があった」か。
会計では、利益を出すためには「売り上げを伸ばす」か「費用を減らす」か。
3秒ジャッジは経費の判断基準。「長期で高いならOK」、「短期で安いならOK」。しかし、「長期で安いのは要検討」。安物買いの銭失いかも。「短期で高いのは要検討。」もったいないかも。
ビジネスは「会計的な行動」と「非会計的な行動」から成り立つ。
考え方をシンプルにする。そのほうが、前に進みやすいかも。
優秀な経営者は、二者択一ではなく、可能な限り、会計と非会計を一気に解決させる第三の道を考えている。脳ミソを死ぬほど働かせて。それを妙手と呼ぶ。