別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

生食用ブドウとワイン用ブドウは違う

生食用ブドウとワイン用のブドウは違うということが

よくわかりました。

 

  

日本ではアメリカ系ブドウが主流になったのが不幸の始まりだと言いましたが、それはつまり、生食用のブドウをワインに転用したのが間違いだった、ということです。デラウェアもナイアガラも、子供のころはよく食べました。その後は大粒の果粒が好まれるようになり、アメリカ系(ラブルスカ)と欧州系(ヴィニフェラ)を交配させた巨峰など、日本で開発された品種が生食用ブドウの主流になりました。最近はさらに続々と新しい人気品種が作り出されていますが、どれも甘くて本当においしいものです。が、甘くておいしい生食用のブドウは、ワインにするとおいしいワインにならないのです。ワインにしておいしいのは、粒が小さく、甘みも強いが同じくらい酸味もある、複雑な味のするブドウなのです。しかも、これまで世界中で試してきた膨大な経験の積み重ねから、どのブドウをワインにしたらどんな味になるか、大体のところがわかっているので、ワインを作るためのブドウ品種というのはある程度数が限られてくるのです。生食用のブドウとワインが違うのは、品種だけではありません。日本ではブドウ園といえばブドウ棚で背をかがめて棚の下に入り込み、頭上にぶら下がるブドウをとるのがブドウ狩りです。が、外国のブドウ畑の写真を見ると、ブドウの樹が一列にずらっと横並びに植えられているのがわかります。フランスなどの古い畑では膝くらいの高さまでの低い樹が連なっていますが、アメリカやその他の国、またヨーロッパでも新しく作られるワイナリーの畑では、背の高さくらいの垣根のように樹を並べで植えるやり方が主流です。日本の「棚づくり」は中国から伝わった方法であるとされますが、樹が四方八方に枝を伸ばせるようにしてその枝と果実を棚で支える仕組みで、一本の樹にできるだけたくさんの房をつけるために考え出されたものです。ところがワインの場合は、一本の樹につける房の数は、できるだけ少ないほうが良いのです。根が大地から吸った栄養を、少ない数の房に集中させるのが、おいしいワインを生み出す秘訣です。生食用ブドウの場合は一本の樹に百房ならせても味の違いはわかりませんが、ワインは果実の持つすべての力を凝縮して表現するので、たくさん房を付けた樹のブドウから作るワインは味が薄くなってしまうのです。

 

 

東御市では、何とか巨峰栽培の後継者を呼び込もうと、様々な支援策を考えているのですが、巨峰をやりたいという若者はなかなかあらわれず、特に最近はワインぶどうの栽培を希望する人ばかり集まるようになってきました。しかし、就農の相談を受ける側は、ワインぶどうは農地を借りてから収穫ができるまで5年間くらいは収入が見込めない、という点を問題にします。巨峰なら始めたその年からでも収穫が可能な成園(成木のブドウ園)を引退するお年寄りから引き継ぐこともできるが、ワインぶどうの場合は最初の数年間を食いつなぐ方法を考えておかないと生活ができない。だから簡単に就農をすすめるわけにいかない、というのです。

 

玉村さんの東御市のワイナリーは標高850メートル。

標高はかなり高いと思います。

しかし、

温暖化によりワインのブドウに適した高さになってきました。

 

ameblo.jp

 

wine-primer.com

 

ワイン用ブドウ品種の一覧 - Wikipedia

 

 

2014年(平成26年)ブドウ品種販売順位

http://www.uehara-grapes.jp/kaisetu/toku_01.html