別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

隣百姓

自分自身の目でアートと向き合う。

そんなアートの鑑賞をしていたでしょうか?

そのための方法を教えてくれます。

 

アート鑑賞、超入門!  7つの視点 (集英社新書)

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日本には「隣百姓」という言葉があります。明治時代まで国民の大半が農民だった日本人は、何をするにつけても隣の人を見て決めるという心理的特性があり、そのことを端的に表した言葉です。
◇◇
「隣百姓」は必ずしも短所だけではなく日本人の美徳や長所の源でもあるのですが、ネガティブに作用すると大衆迎合的な傾向を生み出します。アートでも何かの展覧会に注目が集まったら、観客が集中豪雨のごとく押し寄せる一方、すぐ近くの別の展覧会は閑古鳥が鳴いているということがよくあります。そのアートを一人一人が主体的に愛好して出かけていった結果というより、宣伝や話題に載せられてという色彩が濃いように見えます。

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最近はアートをテーマにしたテレビ番組がたいへん増えましたが、それらを見ていて気になるのは、先入観を植え付けるような情報発信が多いということです。のっけから専門家やアートに詳しい人が他の鑑賞者に対して滔々と作品解説をするという場面がよく見られます。◇◇しかし、この人物が行っていることは、アートへの誘いではなく、アートとの遮断です。これは「インドクトリネーション(indoctrination)」と呼ばれるものです。インドクトリネーションとは「注入強化」という意味で、鑑賞教育ではもっとも気をつけねばならないとされています。不要な先入観を与え、鑑賞者の自由で自発的な鑑賞を妨げます。

 

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