別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

大きな世界の枠と、小さな個人の戦略は別物である

読むのは2度目ですが、

なるほどと思うことが多い本です。

レシートを捨てるバカ、ポイントを貯めるアホ (朝日新書)

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私は若いビジネスマンから「どうやって成長すればいいですか」と聞かれると、必ず「本でも読め」という。もちろん、本でなくてもいい。演劇を見に行くのでもいいかもしれないし、映画でもいいかもしれない。ただ、本は最も安上がりなメディアであり、著者の実績を追体験できる。これまで多くの成功者たちに出会ってきたが、多くの割合でかなりの読書家だった。おそらく彼らは自分で経験できる範囲などたかが知れていると気づいていたのではないか。もちろん読書がすぐに効果を生むかどうかはわからない。ただ、たったワンフレーズでも心に引っかかるものがあれば、いつか元は取り返せる。一見すると効果がわからないものの重要性はもっと強調されてもいい。

確かにワンフレーズでも心に引っかかるものがあれば嬉しい。

まあ、元を取り返すかどうかは別にして。

 

一つ分かったのは「大きな世界の枠と、小さな個人の戦略は別物である」という当たり前の結論だった。もちろん世界の動向は役立つ。政策論も社会論も自分の立ち位置を確認するためには有益だ。しかし、マクロな話と、個人がどうすべきかは違う種類の問題だと、理解の遅い私はやっと認識するに至った。