別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

宇宙は10次元だと考える超弦理論

南部陽一郎氏が亡くなりました。

南部陽一郎 - Wikipedia

本書の筆者は「超弦理論」を研究されています。 

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)

 

 

その2年後、ベネチアーノの公式を説明する新しいアイデアを提案したのが、南部陽一郎でした。
素粒子が「点」ではなく、弾力のある「弦」でできていると考えれば、次々と見つかる粒子の性質をその公式で説明できることを発見したのです。
これが「弦理論」の始まりでした。

 

どこがスゴイか 南部陽一郎

 

最初の論文がすでにノーベル賞クラスだった南部陽一郎

 

 

 

 

南部陽一郎氏死去】
物理学の「予言者」

2008年10月、ノーベル物理学賞の受賞が決まり、米シカゴ大の同僚らに祝福される南部陽一郎氏(中央)=シカゴ(UPI=共同)

 5日死去したノーベル賞物理学者で米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎氏は、極微の世界を究明する素粒子物理学で多くの世界的な業績を挙げた。その先駆的な理論から「予言者」とも呼ばれ、素粒子の標準理論の構築に大きく貢献した。

 ノーベル賞に輝いた「対称性の自発的破れ」理論は、物質になぜ重さがあるのかという根源的な謎を解く手掛かりを示した。畑違いの超電導分野から着想を得た革新的な理論で、1961年の発表当初、物理学者の多くはその意義を理解できなかったという。

 2013年に発見され、ノーベル賞の対象となった物質に重さを与えるヒッグス粒子は、欧米の学者が南部氏の理論を基に存在を予想したものだった。南部氏のずば抜けた先見性に、世界は半世紀を経て改めて喝采を送った。

 南部氏は素粒子論で重要な量子色力学の構築にも貢献。さらに究極の理論として注目されている超ひも理論」の基礎を築いたことでも知られる。世界的な業績をいくつも成し遂げた点でも傑出した存在だった。

物理学に対する深い洞察とスケールの大きさは、日本人で戦後初のノーベル賞を受けた湯川秀樹博士に並ぶとされ、20世紀を代表する物理学者の一人だった。

 別の素粒子理論で08年にノーベル賞を共同受賞した小林誠高エネルギー加速器研究機構特別栄誉教授(71)は「偉大な存在で私も大きな影響を受けた。世界の素粒子物理学の研究は大きな支えを失った。残念でならない」と語った。