別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

面白きこともなき世に面白く

維新の風雲児、高杉晋作

29年の短い生涯でした。

高杉晋作 (文春新書)

高杉晋作 (文春新書)

 

 

「人は人吾は吾なり 山の奥に棲みてこそ知れ世の浮沈」

 

ある日見舞いに来た望東に晋作は、

「面白きこともなき世に面白く」

と上の句を作り示した。

すると望東は「すみなすものは心なりけり」と下の句を続けてやった。

生命が尽きようとしたとき、

ふと我に返った晋作はその不満を歌に託したが、

望東はそれは心掛け次第だ、と優しく諭したのである。