上手は浅く、下手は深く
いつもテレビで観て聞いている言葉なので知っているようで、実はよくわかっていない言葉の解説が載っています。
腕(かいな)を返す
下手側の肘を曲げて、斜め上へ張り出す動作。◇◇
差したら腕をかえすのが鉄則。相手に上手を与えない、相手の状態を伸び上がらせるなどの効果がある。
脇が甘い
相手に差されやすいこと。逆に相手に簡単に差させないことを「脇が固い」という。
一般的に上手を取れば有利と言われるが、まわしのどのあたりをつかむ(取る)かも重要なポイントになる。相撲の定石の一つに「上手は浅く、下手は深く」という教えがある。上手はまわしの前の方(これを浅くという)を取って相手を引きつけ、相手の差し手を上手で抑えてしまえば理想的な形になる。