ここに来るために長い旅を続けてきた
1時間ほど歩くと、灯台がぽつんと建っているだけの崖に着く。そこがユーラシア大陸の果ての岬だった。一艘、漁船が海に漂うように浮かんでいる。陽が傾き、海が輝き始める。テージョ河の水はプラチナのように輝いていたが、サグレスの海は細かな金箔を敷き詰めたように黄金色に輝いていた。ふと、私はここに来るために長い旅を続けてきたのではないだろうか、と思った。
ポルトガルのサグレス。
ユーラシア大陸の果て。
沢木耕太郎著「深夜特急」の終点、ユーラシア大陸の果てサグレス岬|サグレス(ポルトガル)のたびナレ記事|海外旅行情報 エイビーロード