世間の「健康常識」にはもう惑わされない
浸透圧って、高校の時に習いましたが、
分かったような分からないような事象でした。
でも、身近なところにある事象なんですね。
40歳からはじめる健康学 知っておきたい栄養の話 (平凡社新書)
- 作者: 島崎弘幸
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2012/12/16
- メディア: 新書
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少し、科学の話になりますが、半透膜を挟んで、両側の水に溶けている物質に濃いか薄いかの違い(濃度差)があるとき、同じ濃さになろうとする力が水に働きます。これを浸透圧と呼びますが、この力によって、水は薄いほうから濃いほうに移動して、半透膜を挟んだ両側で同じ濃さになるまで水は流れ続けます。ナメクジの皮膚を挟んで、外側に食塩を振りかけたとき、当然、食塩の濃度は皮膚の外側で高く、内側(体液)では低くなります。そのため、浸透圧によって、ナメクジの体の中の水分(体液)が、皮膚を通って体の外に移動します。この浸透圧のために、ナメクジは、体の中の水分を失って、死んでしまいます。