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別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

イエローピース

そう思っていても口に出せない、

そんなことってありますよね。

だから、本音の日本論が深く心に響きます。

 

日本人に生まれて、まあよかった (新潮新書)

日本人に生まれて、まあよかった (新潮新書)

 

 

日本人に生まれて、まあよかった (新潮新書)

 

 

私は次の改正憲法の前文は「和を以て貴しとなす」の語で始めるのが良いと思います。日本は国際間の政治的紛争、文明間の宗教的対立、階級間の貧富の構想よりも和を尊ぶ国です。かつて中国で胡錦濤政権が目標として掲げた---しかし一党専制支配の下では到底実現するべくもなかった---「和諧社会」、それこそが我が国の古代からの理想であることを内外に宣言したいと思います。

 

家永はその種の資料を集めるうちに「済州島で強制連行実施の責任者であった」吉田誠治の「私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行」に飛びつきます。そして「日本軍兵士の性欲を満たすために、朝鮮の娘たちが多数慰安婦として前線にかり出された。吉田告白記には、悲鳴を上げて抵抗する娘たちを暴力で護送車に押し込め、連行途中で護送兵士に強姦させるという、凄惨な情景がなまなましく記されている」云々と書いた。
実証主義で知られる近現代史化の秦郁彦朝日新聞の報道で吉田の存在を知り、怪しいと直感して出版社に電話すると「あれは小説ですよ」との返答を得た。済州島の土地の人も否定した。吉田本人も週刊誌記者に問い詰められてそのことを自認し「事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くのは新聞だってやっているじゃないか」と開き直った。虚言癖の人の証言が大新聞によって世界的に報道され、吉田の本は韓国語以下に翻訳され、国連報告書にも採用され、日本は性奴隷の国という汚名をかぶせられました。その経緯は秦郁彦「歪められる日本現代史」(PHP研究所)に詳しく記されています。
家永三郎には歴史に対する感性が無いから、吉田誠治が病的虚言症だということを見抜く力もない。そんな家永は戦後という時代の御用学者として歴史書を書いた人であったと思います。日本の悪い面をこれでもかこれでもかと列挙した挙句、中国人民解放軍の良い面をこれでもかこれでもかと書いている。彼の結論は「日本はアメリカの物量に敗れるに先立ってすでに中国の民主主義に敗北していたのである」というものでした。

 

さて、日本で自由な言論活動を実質的に制限する圧力とはどのようなものでしょうか。前世紀の末の年、私はある通信社から、一年間毎日、コラムを書くよう依頼されました。当初は複数の全国各地の新聞に同時に配信されていましたが、差し障りがあると見えて、途中で次々と連載が打ち切られました。

◇◇

では、どんな記事を書いたら打ち切られたか、その実例を挙げましょう。2000年2月22日「イエローピース」と題してこう書きました。

戦時中は鯨肉うどんが私の栄養源だった。妻は戦後学校給食の鯨肉で育った。それだけにグリーンピースが日本の捕鯨を目の敵にするのが不快だ。ヒンズー教徒は牛を聖なる動物と尊ぶ。イスラム教徒は豚を食べない。シンガポール大学の学生食堂はそれで三つサービスする口がある。英国人は愛犬家だから犬うを食う人間を憎悪する。北京で「dog meat 狗肉」というメニューが貼り出されたら、英国人教師が怒って広告を引き裂いた。しかし漢字が読めなかったらしく「狗肉」の部分が残っていた。義憤(?)を発した私は、日本人同僚と連れ立ってその店に行き、犬の肉を注文した。しゃぶしゃぶだったが羊の頭よりうまかった。食事は文化だ。他国の食い物を西洋文化の価値基準であ判断するグリーンピース捕鯨反対の主張は感情論に近い。それならヒンズー教徒やイスラム教徒もイエローピースを組織して西洋諸国の牛や豚の食肉反対のデモでにしたらどうだろう。

 

  

 

  

歪められる日本現代史

歪められる日本現代史

 

 

袁枚の除夕という漢詩を紹介されています。

袁枚 - Wikipedia