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別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

明らかに過剰な設備投資

中国に内在している数々の難問。

拡大する都市と農村の経済格差、

国有企業の赤字体質、

テロや暴動が絶えない少数民族問題、

要人たちの汚職・・・

新聞では伝わらない事実を伝えてくれます。 

 

中国の大問題 (PHP新書)

中国の大問題 (PHP新書)

 

 

おおよその傾向で言えば、中国の経済は韓国からは20年遅れ、韓国は日本から20年遅れ、つまり前述したように、中国経済は日本の40年遅れと私は見ている。最大の根拠となる数字は、投資率を測る対名目GDP比の固定資本形成割合である。固定資本形成割合が、日本は1973年に戦後最大の36.4パーセントに達した。そこからインフラなどへの投資比率がダウンした。韓国は日本に約20年遅れて91年に38パーセントに達した。日本が最大値に達した1973年の約40年後にあたる2012年に、中国の固定資本形成割合は46.1パーセントに達した。固定資本形成割合が半分近くを占めており、これほどインフラや鉄道などに急激な投資をして資本形成している例は世界でもそうはない。これは明らかに過剰な設備投資である。

 

 

尖閣問題に限らず、もつれあう両国の関係は、今後どうしたら修復できるのか。習近平は、私と会うたびに繰り返し「両国は住所変更ができない間柄ですね」と言っていた。互いに隣国だ。何十年も何百年もケンカはできない。歴史を見ても仲良くやる以外にないという意味である。そして周恩来がのこした「和すれば益、争えば害」という有名な言葉を繰り返した。平和に付き合えば両国にとってプラスになるが、争えば両国にとってマイナスになる。どちらかだけがプラスになり、マイナスになることはない。そういう運命共同体のような関係にあるということを習近平は何回も口にしている。これに嘘はないと思う。