5つのチャイナリスク
中国の「理財商品」、「防空識別圏」など、
聞いたことはあるが、中身がよくわからない言葉や事象を
わかりやすく教えてくれます。
言葉の使い方を間違えるヒトが少ないうちは「間違い」と認識されますが、間違える人が増えてくると「言葉の揺れ」と言われるようになり、やがて誤用する人のほうが多くなると間違った使い方のほうが「正しい使い方」と認識されてしまいます。
池上さんがあげているのは、
文化庁の2012年度の「国語に関する与論調査」(2013年9月公表)による下記の言葉です。
慣用句
▽(誤)取りつく暇がない(正)取りつく島がない
▽(誤)押しも押されぬ(正)押しも押されもせぬ
▽(誤)怒り心頭に達する(正)怒り心頭に発する
▽(誤)天下の宝刀(正)伝家の宝刀
▽(誤)的を得た(正)的を射た
読み方
▽言葉を荒げる(誤)あらげる(正)あららげる
▽他人事(誤)たにんごと(正)ひとごと
▽間髪を入れず(誤)かんぱつをいれず(正)かん、はつをいれず
▽綺羅星のごとく(誤)きらぼしのごとく(正)きら、ほしのごとく
使い方
▽役不足(誤)このたび課長を拝命しました。「役不足」ではありますが、よろしくお願いします
⇒私のように力量のあるものにこんな役目は軽すぎるが、どうぞよろしく。
の意味になってしまう。
▽流れに掉さす(誤)傾向に逆らう行為をする(正)傾向に乗ってゆく
▽噴飯もの(誤)腹立たしくて仕方ないこと(正)おかしくてたまらない