読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

わたしたちのからだは巨大な「ちくわ」である

なぜ、腸は大切なのでしょうか?

その答えは免疫システム。

免疫システムの約80% を腸がになっています。

 

腸が寿命を決める (集英社新書)

腸が寿命を決める (集英社新書)

 

 

腸が寿命を決める (集英社新書)

 

 

食べ物が口に入ると、舌などから自然に唾液が分泌されます。この唾液の中には、アミラーゼと言う消化酵素が含まれていて、コメやパンなどに含まれている糖質(でんぷん)をより小さな物質である多糖類(単糖類がいくつか結合したもの)などに分解します。しかし最近では、咀嚼の大切さを忘れ、小さな子供から大人まで、咀嚼を十分にせず、しかも「早食い」をする日本人が非常に多くなっているように思います。咀嚼は、みなさんの想像以上に重要です。咀嚼が不十分だと唾液も十分出ず、濡れていない食べ物を飲み込まなければいけないので、飲み物を頻繁に飲むことになります。そのために、唾液に含まれる消化酵素の働きは低下し、のちの消化器官の働きに大きな影響と負担を与えることになります。◇◇口での咀嚼が十分でない場合、食べ物は胃液によってもその表面しか消化されずに大きなままなので、胃から次の十二指腸への出口を通過することができず、胃に残って発酵・腐敗することになります。そのためゲップが多発したり、口臭きつくなったりします。

最近、ゲップが多発するようになりました。

 

実は白血球とは、からだの「免疫システム」を根本で支えている、非常に重要ないくつもの特殊な細胞をひとまとめにした呼び名です。免疫システムの主役であるこれらの細胞は別名「免疫細胞」とも呼ばれます。◇◇まず、もっとも数が多いのは「顆粒球」(かりゅうきゅう)という細胞で、白血球全体の約60%を占めています。細胞の中に小さな粒粒(顆粒)が見えるので、こう呼ばれています。◇◇次に多いのが、白血球の中でもっとも重要な「リンパ球」と呼ばれる免疫細胞グループで、白血球全体の約35%を占めています。

 

ところがリンパ球が増えすぎると、この外敵や異物に対して過剰な反応をするようになり、本来なら無害なもの(スギ花粉など)や有益なもの(食べ物)までも敵と勘違いして攻撃するようになります。つまり、免疫システムに異常が起きてしまうのです。この結果おきるのがスギ花粉症やアトピー、喘息、食物アレルギーなど、さまざまなアレルギー疾患です。そして最悪の場合は、自分自身の健全な細胞まで敵、異物と勘違いして攻撃してしまうようになります。このために、クローン病潰瘍性大腸炎、関節リウマチをはじめとする膠原病など、自己免疫疾患と呼ばれるさまざまな難病を発症する危険性もあります。

 

野菜が腸にとって大切な理由の一つは肉類にはない食物繊維が豊富に含まれているからです。食物繊維にはセルロースなど、私たちの消化器官が出す消化酵素では消化しにくい物質がたくさん含まれています。食物繊維は消化されないので、逆に小腸や大腸の粘膜にこびりついて汚れを、ちょうど柔らかいブラシでこそげ落とすように、きれいに掃除し、便秘を防いでくれる役目を果たしているのです。さらに未消化の食物繊維は、大腸に棲み着いている善玉菌の格好のエサになります。つまり、食物繊維を摂ると善玉菌が増え、悪玉菌が減ることになります。善玉菌は食物繊維を食べて、わたしたちのからだ自身では作れない、健康維持に必要不可欠な様々なビタミン類を作ってくれます。

 

便秘により腐敗が進んだ食べかすは、大腸に棲む無数のバクテリア、病原体、悪玉菌の格好のエサになり、その増殖も引き起こします。前に虫垂の役割のところで述べたように、大量の有毒ガスや有毒化学物質によって、当然からだ全体の免疫システムを支えている大腸内の免疫細胞や腸内細菌の善玉菌も大きなダメージを受けます。その結果、からだ免疫力が徐々に低下していくため、感染症などにかかりやすくなります。また有毒ガスや有毒化学物質は大腸の粘膜に直接作用して、表面を損傷したり炎症を起こす原因になります。それによって、潰瘍性大腸炎をはじめとするさまざまな炎症性の大腸疾患や大腸がんを引き起こす危険性が高まります。