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別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

「パピプペト」の音が大嫌い

プロの犯罪者は恐るべき観察力を備えている、という。

その能力を社会のために生かす方法はないのだろうか。

そう思いました。

犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)

犯罪者はどこに目をつけているか (新潮新書)

 

 

古典的犯罪発生観の源流は旧約聖書にある。「創世記」第4章にカインとアベルという兄弟の話が出てくる。兄カインは嫉妬から弟アベルを野原で殺す。これが人類最初の殺人で、その時カインが言った「知りません。私は弟の番人ですか」という言葉が人間がついた最初の嘘だとされる。その後カインはこの罪により刻印を押され、エデンの東にある「ノド(さすらい)の地」へと追放される。
犯罪は犯罪者(カイン)と被害者(アベル)がいて、両者が出会う環境(野原)があるから起こる。いかに凶悪な犯罪者がいても、獲物がいなければ犯罪は起こりようがない。犯罪者と標的がいても周囲(環境)を警察官が取り巻いていては、これまた犯罪は起こりようが無い。

 

 

全ての侵入盗は敷地内に侵入したとき、音を出さないよう病的なほど気を遣う。敷地内を歩く音、侵入口に近寄る足音、窓を開ける音、ガラスを割る音、物色している小物を開閉する音、服がすれる音、自分が発する押し殺した吐息までも気にする。
嘘みたいな話だが、彼らは目玉を動かしても音を感じるという。音を出さないための手足の使い方、腰のひねり方、呼吸の仕方まである。
ともかく共通して「パピプペト」の音を嫌う。パチ、ピキ、プス、ペキ、トンといった普段聞き慣れない軽い音である。これにスーやズーという音を加える者もいる。もちろん、ベギ、バギ、ドス、ドスン、ジャリ、ガキン等の重い音は言うまでもない。しかし、パピプペトの音のような「つい出てしまう音」は本当に嫌だという。