別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

平成の大合併

結果的に、3,200から1,700に減った全国の市町村。 

平成の大合併とはいったい何だったのでしょうか。

地域再生の条件 (岩波新書)

地域再生の条件 (岩波新書)

 

 

この合併(平成の大合併)を進めるにあたっては、市町村自治体にアメとムチが同時に用意されました。その双方の手段とされたのが交付税です。まずムチとは自治体の事業補正や段階補正の見直しによって、小規模自治体の交付税を減額するというものであり、アメとは合併した自治体に事業費の90%迄発行可能の合併特例債を許可し、その元利償還額の70%を交付税で処置するというものでした。
この合併特例の期限は2006年3月末と設定され、これがそれまで合併に懐疑的であった自治体をも巻き込み、合併を促進することになったのは言うまでもありません。
その結果、2003年4月1日時点で3190あった市町村は、2006年4月1日には1820となりました。つまり、この3年間で1370の市町村が消滅したことになります。まだ目標の1000迄にはいっていない。そこで政府は新合併特例法を2006年4月1日に施行し、さらに市町村の数を絞り込もうとしています。

 

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