2015-10-24 読む歳時記 本 四季を楽しむ歳時記です。 「今日、俳句を始める顕著な世代は明らかに中年世代である」とのことです。 確かに俳句を嗜む若い人の話は私のまわりではあまり聞きません。 季語集 (岩波新書) 作者: 坪内稔典 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2006/04/20 メディア: 新書 クリック: 10回 この商品を含むブログ (8件) を見る 正岡子規は明治25年に日本新聞社に入社した。当時は政論中心の大新聞と、市井の出来事や花柳界のうわさなどを載せる小新聞とがあり「日本」は当時の代表的大新聞だった。当初の子規の仕事は俳句による時事の批評だった。「飯蛸や身を八つ裂きのなれのはて」はわいろを集めて破滅した人への批評である。ちなみに「毎日新聞」はもとは大新聞、「読売新聞」、「朝日新聞」は小新聞だった。