別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

自分でデータを読める人は強力なスキルを身につけていることになる

データ分析の技法学校で教えてくれない。

その能力を鍛えてくれることもない。

だからこそ、仕事で優位に立てる。

というわけです。なるほど。

 

高校生からの経済データ入門 (ちくま新書)

高校生からの経済データ入門 (ちくま新書)

 

 

真摯にデータの意味を探りたいなら、安易なグラフ化を避けて、まずは表をじっと眺めることで、分析をするといいでしょう。表なら、別のデータをどんどん継ぎ足せます。そして、いろいろな方法でデータ間の「差や比や変化率やシェアなど」を計算して、元のデータの横に並べてみて、何か特徴を見つけたところで、それを確認するためにこそ、グラフ化してみましょう。

 

読者がもし、老後に備えて15年間の資産運用をするつもりなら、まずは、期間15年の国債の利回りを見ておき、これを基準にして運用先を評価すべきです。また、読者がもし企業の財務担当者として7年間の借金について銀行と交渉する立場なら、期間7年の国債の利回りをアタマの中に入れておき、それよりどれくらいまで高い金利なら借りるかを前もって考えておくべきです。海外の金融資産に投資をするときもまずは、自分が資産運用をいしたい期間での、その国の国債の利回りを調べておくといいでしょう。とにかく、国債の利回りとの比較で考える習慣を身に着けてください。

 

 

実質金利≒名目金利-予想される消費者物価上昇率

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こうして、「物価上昇率を調整して経済データを見る」やり方は、経済データを読む上での基本中の基本です。

 

確かに年10%の金利なら、100円が利息がついて1年後に110円になるけれど、100円で買えたモノが1年後に物価が10%上がれば110円出さないと買えないわけで、金利はついてないと同じ事になります。