別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

日本人は紅茶が好きだろうか

私はコーヒー党ですが、

お茶も毎日がぶがぶ飲みます。

カテキンポリフェノール

 

世界の紅茶 400年の歴史と未来 (朝日新書)

世界の紅茶 400年の歴史と未来 (朝日新書)

 

 

イギリスに渡っていった中国の緑茶も、イギリス人たちは当初、中国の深い歴史に圧倒され、尊敬や憧れの念を抱き、貴重品として飲んでいた。しかし、それ以前から伝わっていたココアやコーヒーと比べると、緑茶はあまりにも薄く、個性が弱く、もの足りなさを隠しきれなかった。特に石灰分を多く含んだロンドン周辺の硬度の高い水で緑茶を入れると,タンニン(カテキン類)の成分が弱められ、水色だけ濃くして味と香りを弱めてしまう。口に含むと渋みが弱く、コクの無い抜けた味の緑茶になってしまうのだ。どんなに珍しく高価であってもおいしくないものは人気がなくなっていく。そんな中で、少数であったかもしれないが,桐木村の紅茶を味わった人たちもいた。茶は酸化発酵すると渋みの元であるタンニンの含有量が多くなる。つまり、緑茶よりも紅茶のほうが渋みやコクが強く、コーヒーやココアのようなコゲ茶色の水色を表し自分たちの嗜好に合った風味であったのだ。唯一、本来は不快に感じる渋みも、この硬水のおかげで、優しく、弱く、飲みやすさを作り出すことができ、まさに緑茶ではなく、紅茶のほうが好まれるという結果になっていった。

 

確かにロンドンで飲んだ紅茶は日本で飲む紅茶と違って

渋みが薄くおいしかったことを覚えています。

 

 

奇跡のカテキン―お茶に潜む驚異のパワー

奇跡のカテキン―お茶に潜む驚異のパワー