苛立つ民意をすくい取る嗅覚
苛立つ民意をすくい取る嗅覚に優れた独裁型ヒーロー。
つまり、政治家の橋下徹氏に向けた本のようです。
少し感情論的な面があるようにみえます。
そして、橋下氏はそれに対して、とりあえず次のような方向性を明示することで、人々に熱狂的に歓迎されている。
「とにかく何事もシンプルに、わかりやすくする」
「新・旧、敵・味方など、はっきりした対立の構図を示す」
「選択肢は二者択一にし、それに対してはっきりした〇か☓かの答えを示す」
ただ、こういった方向性はいずれも、精神病理学的に見ると不安や葛藤を回避するためのやや不健全な防衛メカニズムであり、本質的な解決には結びつかないことも指摘した。
是非を問う住民投票の敗北。
そして橋下徹氏は政治の舞台から姿を消しました。
一連の行動はいったい何だったのでしょうか?