別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

世界有数の漁場

潮の流れを理解すると、

カツオが南の海から北上してくる理由や、

北の海でおいしい昆布が採れる理由がよくわかります。

 

和食の知られざる世界 (新潮新書)

和食の知られざる世界 (新潮新書)

 

 

四方を取り囲む海にも特徴がある。南方からは、世界有数の強大な流れである黒潮(プランクトンが少なく透明度が高く、青黒色に見えることから命名された)が北上し、日本列島の南岸に沿って進む本流と、日本列島の北岸を進む対馬海流に分かれる。多くの回遊魚がこの流れに沿って、日本列島の近海を北上していく。一方、北からは千島列島に沿って南下し、日本列島の東岸まで達する親潮千島海流とも呼ばれる)がやって来る。この流れはプランクトンが多く、「魚類や海藻類をよく育てる潮」という意味でこの名がつけられた。

 

この黒潮(暖流)と親潮(寒流)の大きな流れが日本列島の東岸でぶつかり、北太平洋海流(北太平洋ドリフト)となって東に向かって流れ出す。この時、親潮黒潮よりも密度が高いので、混合域では黒潮の下に沈み込む形になる。この時できる潮目では、黒潮とともに北上してきた多様な魚類が親潮のプランクトンをめざして集まり、この海域は量・種類ともに世界的に見てもきわめて豊饒な漁場になる。

魚たちが、プランクトンをめざして殺到する様子が目に見えるようです。

 

kotobank.jp

 

常設展示紹介−潮目の海 アクアマリンふくしま