別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

本の虫

全部で108冊の本が紹介されています。

紹介本には古典、原典も多く、

すべてを読みこなすのは至難の業でしょう。

 

私は本の虫です。無芸無趣味のナマケモノで、一緒にいて楽しい家族や友人がいて、普通にご飯が食べられ、楽しく酒が飲め、ぐっすり眠れたら、人生ではあとは何もいらないと心底思っています。そして空いた時間は、もっぱら読書と旅(観劇や鑑賞を含む)に充てています。
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私はたくさんの人に会い、たくさんの本を読み、たくさん旅をしてきました。自分の足で歩いた町は、世界で軽く1000都市は超えると思います。

 

私が本を読むときは、原則として作者の思考のプロセスをたどりながらじっくり読みますので、読み返すことはあまりありません。
ビジネスを進めるうえで本当に役に立つ本は、圧倒的に古典に多いと思います。なぜならそこには様々な人間がリアルに描かれているからです。つまり、古典を読めば人間力(人間に対する洞察力)が高まるのですビジネス書を10冊読むよりも古典1冊を読んだ方がよほど役に立つ。

 

貞観政要」や「宋名臣言行録」は大変有名なため、経営に役立ちそうな部分を抜き出した「貞観政要をこう読む」とか、「宋名臣言行録こう読む」といった類の本が数多く出ています。でもそれは著者に都合のいい部分を切り貼りしているだけです。「貞観政要も「宋名臣言行録」も原典をそのまま読んでみてください。
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私はどんな本でも最初の4~5ページをきちんと読んで、そこで面白くなければその本は捨てます。面白ければ一字一句、腹落ちするまで精読します。オールオアナッシングです。読むか読まないかの基準は「面白いかどうか」がすべて
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このように一冊を完全に消化してしまうので、大方の本はまず再読することはありません。
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大嫌いな言葉は「速読」です。本に書いてある内容をすぐに知りたければ、ウィキペディアを引けばいいのです。その方がはるかに早い。
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速読は世界遺産の前で記念写真を撮っては15分で次に向かう弾丸ツアーのようなものです。行ったことがあるといる記憶は写真を見れば蘇るでしょうが、そこで何を観たかは少しも頭に残ってはいないでしょう。速読ほど有害無益なものはない、と考えています。

頭の痛いお言葉です。

おっしゃる通りだと思います。

 

▼以下読みたいと思った本

 

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)

 

 出口さんが何度も読み返している本

 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 

 人気ブロガーちきりんさんが書いた本

 

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国  (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

 

  出口さんが徹夜して読んだ本

 

ハドリアヌス帝の回想

ハドリアヌス帝の回想

 

 出口さんが偏愛している愛読書