別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

自負と物凄い熱意

桜田門外ノ変【DVD】

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観終わって何とも言いようのない気持ちになりましたが、

以下のバグさんのコメントを見て、よくよく納得しました。

 

そういえば会津藩の思いは

NHK「八重の桜」のおかげで理解する機会を得ました。

そして幕末の歴史を一面からだけ見て評価し満足していたことを

大いに反省しました。

 

これこそが正統な時代劇

投稿者 バグ 投稿日 2011/4/23
 久々の史実に基づいた正統な時代劇で、様式美を重んじた重厚な構成は見ごたえがあり、「これこそ時代劇」と言える。正統過ぎてやはりある程度の幕末の歴史的知識がないと楽しめないことは確かだ。吉村昭氏の原作をうまく消化して映像化していることは賞賛に値するが、井伊大老暗殺の顛末を描く暗く救いの無い話なので、最後まで観ていても高揚感は感じられず、いわゆる面白い映画ではない。穿った見方をすれば、自分たちの主義主張を暗殺という非常手段に訴えたテロリスト達の物語と言えなくもないが、幕末に自分の命を顧みないこのような純粋な志士たちが沢山いたからこそ日本は欧米の帝国主義の犠牲にならなかったのは事実なのだろう。「維新の口火を切ったのは我々だ」という水戸藩(=茨城県)の人々の自負と物凄い熱意がこの作品の土台にあるのは確かで、エンドロールに出てくる茨城県の制作協力団体の数には圧倒される。今回の震災で大きな傷を負った福島県もいつの日か県民全体の情熱を持って戊辰戦争を描く映画を作ってもらいたい。そんなパワーが1日も早く戻ってくることを心から祈っている。

 

 

 

桜田門外ノ変〈上〉 (新潮文庫)

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桜田門外ノ変〈下〉 (新潮文庫)

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