別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

この世に属する「向こう側」

 

 

普通の日本人にとっては、向こう側の世界とは異界、すなわちあの世ということになるね。でも、西洋の伝統的な思考では、この世に属する「向こう側」というものがあると考えるんだ。

 

ビジネスマンが会社の生き帰りの通勤電車の中で超越してもよい。あるいは公園のベンチで直観を得る。自分のプレゼンには根拠がなくて不安である。しかし、急に「向こう側」から戦略的直観が飛来する。目標と収穫が稲妻に照射されるように見えてくる。こういうことはよくあることである。本人が自覚していないだけだ。

 

考えてみれば、我々は、すでに「向こう側のために生きる」ことを無自覚でやってきている。科学で向こう側ににじり寄り、数学で超越し、営業の途中で直観を得る。そのような研究者やビジネスマンの先人たちのことを、学校と社会において学び続けてきたのであった。

日本人に一般的に「向こう側」の感覚はない。

たしかにあまり意識したことはありませんね。