劇団四季の「母音法」
劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」 (文春新書 924)
- 作者: 浅利慶太
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/07/19
- メディア: 新書
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劇団四季の俳優たちが行っているレッスンの中から、本書で皆さんにお伝えする方法は三つあります。まず「母音法」。母音の発声を徹底的にトレーニングします。これによって、どんな音も明晰に発音できるようになります。
セリフの一音一音を等間隔に並べるためにはどうしたらいいのか。
小澤征爾君から得たヒントをもとに、考え抜いた私が辿り着いた結論は、母音を明確に発音するということでした。
ご存じのように、日本語はすべて、五十音の組み合わせからできています。五十音の中で、母音は「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の五つだけです。世界の様々な言語の中で、日本語は飛び抜けて母音が少ないのです。
今度はそうした注意すべき要素をすべて踏まえて練習してみましょう。
「明日は雨だけど学校へ行ってみよう」
この言葉を、あなたはどのくらい正しくしゃべることができるでしょうか。
私は滑舌が悪く、
電話で「よく聞き取れないのでもう少し大きな声で」などとよく言われます。
ですから、この「母音法」を参考に練習してみたいと思います。