非日常的な浮遊感
狭く暗い通路を抜けると、視界はいっきに広がり、水中にこれまで見たことのない透明な通路が用意されている。しかも、その透明な道は半ばから右へカーブしている。それだけで未知の感覚である。
水の中を通る完全に透明な円筒の通路に踏み込むと、辺りにはペンギンが飛び回っている。しかも、頭上には輝く空が見える。このとき、人は水族館でもこれまで味わったことの無い、特別な感覚にとらわれる。
ぺんぎん館では、ペンギンが水の中の空を飛ぶわけではない。人もまた、空を飛ぶ感覚、あるいは重力世界から浮かび上がる非日常的な浮遊感を得られる。
旭山動物園のぺんぎん館。
行ってみたいですね。