ドメスティック・バイオレンスの現実
性的虐待やドメスティック・バイオレンス。
知り合いにDV被害を聞いたことがあり身につまされます。
DVしている人は弱い者いじめをする卑怯な奴、人の道をはずれた畜生です。
傷つけ合う家族 ドメスティック・バイオレンスを乗り越えて (講談社文庫)
- 作者: 藤木美奈子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 文庫
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なぜなら、私はずっと「逆」だと思っていたのだ。
つまり「私にあの人はもったいない」のだと。
そんな私の心中など思いもかけない陽気さで、彼女はさらに言葉をつづけた。
「もう別れたら?まだ若いんやもん、いくらでもやり直せるって。世の中にやさしい男はいっぱいいるよ。一生あの男となんて、いくらなんでもあんたがかわいそすぎるわ」
彼女はそれだけ言い終わると私の皿に残っていたケーキをひょいとフォークですくいとり、おいしそうに頬張ったかと思うとニコッと微笑んだ。