非英語圏で、華人経済圏に属さない日本
主な都市の外国人居住比率
シンガポール 38%
東京 3%
ニューヨーク 34%
香港 43%
トロント 45%
ドバイ 83%
つまり、シンガポールは外国人比率 38%の国際都市。
それが良いのかどうかはわかりません。
アジアの英語圏の国は、
シンガポール 旧英国領
マレーシア 旧英国領
ミャンマー 旧英国領
ブルネイ 旧英国領
インド
オーストラリア
バングラディシュ
フィリピン
つまり、アジア圏は英語圏。
華人人口は、
マレーシア 国民の25%が華人
人口比は少ないが、華人が数多く進出し経済活動を行ってきた国は、
タイ
フィリピン
非英語圏で、華人経済圏に属さない日本は、じつはかなりのハンデを背負っているということになる。こう見ると、この地域に出ていくことで、私たち日本人に本当の意味でのグローバル化が問われるのだ。
よく言われているように、円安にはメリットもあるし、デメリットもある。だからメリットがデメリットを上回る場合のみ、円安は景気回復に効果を発揮する。
ところが、日本のメディアはなぜか「円安の方が円高よりいい」と一方的に思い込んでいる。
それで、私は知り合いの大手紙の若手経済記者に「何でそんな偏った見方で記事を書くのか?」と聞いたところ、「円安で業績が回復したという記事の方が、円安で物価が上がって生活が苦しくなったという記事より、上に喜ばれるんですね。それだけです」というのだ。
実はこの答えは予想通りだった。私の経験上、日本のメディアは時々の社会のムードで記事ネタを取捨選択しているからだ。
アベノミクスの本当の真価が問われるのはこれから。