別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

クロースアップマジック

 

ウケる手品 (ちくま新書)

ウケる手品 (ちくま新書)

 

観客のすぐ傍で演じられるトリック全般のことを、クロースアップマジックと呼びます。 
舞台で行われるものと違い、距離が近く、また、使う道具も日常的なものが多いので、うまく演じると大変に強烈です。

 

私とマジックとの付き合いは、もうかれこれ30年以上になりますが、やればやるほどその面白さと難しさを実感している自分がいます。
幸いなことに少々指先が動いてくれて、頭がボケない限りは続けられるジャンルなので、がんばればあともう30年くらいは付き合えそうですが・・・残された時間がたったの30年だと思うと少しばかり残念な気持ちがあります。つまりマジックという表現手段は、それだけ取り組みがいのあるディープな世界なのです。

 

まずは、一切のプライドを捨てましょう。あなたはマジシャンではないのです。正直に言えばマジシャンを目指す必要さえありません。トリックやマジックを手段としてあなたの武器として活用できれば、それでよいのです。そんなトリック初心者のあなたが「さりげなく」やろうなんて百年早いのです。
◇◇
あなたがプロとしての宣伝活動でもしていない限りは、ハードルは常に下げておいた方が、明らかにお得です。
簡単なことです。
「実は最近、マジックを少し勉強しているんだけど、ちょっとだけ見てもらえませんか」そういえばよいのです。
これは相手が子供であるが大人であろうが同じことです。