別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

今は別に大変な時代ではない

 

いつだって大変な時代 (講談社現代新書)

いつだって大変な時代 (講談社現代新書)

 

 

このあいだ、同年代の友人と話していたら、彼は小説を速読しようとして何度も挑戦したけどうまくいかないが、どうしたらいいだろう、と聞いてきた。ちょっと驚いた。アドバイスはもちろんひとことだけだ。あきらめろ。
小説を速読しようとしてるおじさんがいることが驚きだった。文章を書かない人にはそういう人が多いのだろうか。長い文章は、特に小説のような文章は、情報化できない。つまり速読できない。

 

ラーメン店レポートを書かせて、優秀な連中は、きちんと、自分の感想を書く。自分がどう思ったかを書く。それが文章を書き慣れてない奴は、つまりは、人へ話をしなれていない奴は店の外観やらラーメンの具やら、質感やらスープの種類は書くのだけれど、そこで終わってしまっている。そのレポートを見たときに、まず、私が聞き直さなければいけないのは「で、おまえ、うまかったのか、どうなんだよ」という根本的な質問である。それを問いただすと、本人は「え、おれ個人の意見になってしまうんですけど、そんなこと書いていいんですか」と聞いてくる。

でどうなんだよ、面白かったのかよこの本は、と言われそう。

実はそれほどでもありませんでした。

いつもエッセイ読んでいて期待していたから残念。