別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

自らを新たにする

再読したい本。

豊富な事例が面白い。

知らなかったことがたくさんありました。

  

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

 

 

日本人は往々にして、潜在的にグローバルな競争力のある日本オリジナルの作品の価値を見抜けずに大きな機会損失をこうむる一方で(例・浮世絵)、競争力のない海外のコピー商品を評価して海外進出し、全く相手にされずに痛い目にあう(例・宇多田ヒカル)ということを歴史的に何度も繰り返していますが、「羅生門」もそういった「残念な例」の一つになっていたかもしれないのです。

 

(映画「ジョーズ」)この「利発な現場が危機に気づいてリーダーシップを発揮」し、「本来リーダーであるはずの権威が、リーダーシップを発揮できない」という対比構造は、「ダイハード」などハリウッド映画の中に繰り返し現れる構造です。

 

ところが日本では、リーダーシップを発揮する人はしかるべき権力者であることが多い。みんなが分をわきまえ、組織の下層にいる人が「自分にはその権限がない」と思って動かないからです。しかし、そのようにして周囲が口を閉ざしてしまった結果、大韓航空の801便は墜落してしまいました。あの事故の際、コクピットという小さな組織で起こったことが、現在の日本でも同様に、企業内のチーム、あるいは会社、さらには社会でも起きている。

 そう言えば、「○○の分際で何を言うか」と叫んでいた人がいました。

 

権力格差指標」の大きい組織では、ホフステードの言葉を借りれば「上司に意見具申することに極めて大きい抵抗を感じる」ため、リーダーは自分のアイデアをとりあえず伏せつつ、積極的に部下に対して本音の意見を表明させることが必要になります。これが「聞き耳のリーダーシップ」です。

 

ベルから特許売却の打診を受けた当時のウェスタンユニオンは、全米で最も規模の大きい通信会社でした。当然ながら数多くのエンジニアや訓練された経営管理者を擁していたはずです。その彼らが、「慎重なる検討を重ねた結果」として、「遠く離れている人と話すことを可能にする」という、感情に訴えかけるとても分かりやすい便益を提供するイノベーションの可能性を理解できなかったのです。

 

以下は、 山口周氏の推薦図書です。

私が読んだことのある本は一冊もありません。 

  

イノベーションの普及

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イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

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イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press)

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やる気をひきだす教師: 学習動機づけの心理学

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イノベーションの神話

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イノベーションの理由 -- 資源動員の創造的正当化

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メディチ・インパクト (Harvard business school press)

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多文化世界 -- 違いを学び未来への道を探る 原書第3版

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決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント (ウォートン経営戦略シリーズ)

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