法令順守の考え方
今の日本の経済社会では法令遵守の考え方自体に問題があります。それが大きな弊害をもたらしているのです。
実際に世の中で起きる問題の中には、どの部署の守備範囲にも含まれないものがあります。社会が複雑化、多様化するにつれ、その傾向はますます強くなっています。誰の守備範囲かはっきりしない問題が発生した場合、法令順守の考え方からは、「法令に基づく所管事項ではないから自分がやるべき仕事ではない。」といって何も反応しないことになります。すべての部署が同様の判断をすると、結果として、重要な問題がいつまで経っても解決しないという事態が生じます。
よくありますよね。こういうこと。