別荘は買わない

つもりです・・・が先のことは誰にもわかりません。

マンションの建替え

 

住宅喪失 (ちくま新書)

住宅喪失 (ちくま新書)

 

 

国会会議録はインターネットで公開されている。誰でもいいから気になる国会議員の名前を打ち込んでその発言を検索してみてはどうだろうか。(えっ、この人はこんないいことを(あるいはこんな悪いことを)言っていたのか!」という驚きや発見があると思うし国会の大事さも、国会議員を選ぶ選挙の大事さも見えてくると思う。

 国会会議録検索システム

 

金子勝慶應義塾大学教授からこんな指摘を受けたことがある。「雇用流動化は考えられているより根が深い。国際会計基準として連結キャッシュフロー計算書が導入されたことが背景にあります。これによつて、『現金収支を常に黒字にしていないと株価が落ちるというアメリカ型の経営を押し付けられてしまった。この計算書が導入された目的はアメリカの金融業が世界中の株式市場に投資しやすいようにすることです。(中略)これがグローバル経営といわれますが、しかしこれが本当にグルーバルスタンダードでしょうか?EU諸国はアメリカの押し付けをそのまま受け入れておらず、それぞれの自国に合わせた修正を加えています。」

アメリカ型経営の追随。アメリカナイズ。つまりアメリカのいいなりですね。

 

扇千景国土交通大臣の趣旨説明は「老朽化したマンションが急増することが見込まれており、都市を再生し良好な居住環境を確保するためにマンションの建て替えの円滑化が重要な課題である。」
民主党の井上和雄議員「昭和40年代、ほとんどの方が30年から35年のローンを組んで購入していると思われる。そしてやっとローンを支払うことができた。ところが建て替えなきゃいかぬ。ローンを組んで借金する。そうしたらもう年金の中から死ぬまで返済を続けていかなきゃいけない。人生設計一からやり直し。これはもう人生の悲劇としか言えないと思うのですね。」

販売する人はこのようなことをきちんと説明しているでしょうか。購入する人もそんな先のことまでたぶん考えていないかもしれませんね。考えていたにしても30年先のことなど誰もわかりませんから。