効果のわからない支出
今の自分の気持ちにとてもフィットした本。
「うん、そうそう」という感じ。
「効果のわからない支出」にお金をつぎ込む。(ことが大切だ)
書籍を購入するとき、または社員の研修を実施するとき、「この投資がいくらの効果をもたらすかがわからない」という人がいる。
残念ながらこう言ってしまう人は二つの意味で間違っている。
不思議な考え方ですが、説得力があります。
昨今の買い手側の潮流で最初の価格だけでなく、長期的に必要となるコストを集計し、そのうえで購入を決定しようとする行動が出てきた。それをLCC(LIFE CYCLE COST)と呼ぶ。
これは個人の場合、賃貸に住み続けるか一戸建てあるいはマンションを買うかという判断をする場合も重要になる。
最近よく使う考え方。同調できます。
本当に何回も使うか。
商品購入の判定= 商品価格 / 想定しよう回数の1/2
仮に1か月1万円のスポーツジムの会員になろうとしている。
週2回、ひと月に8回通う計画を立てた。
会員でなければ1回2000円だ。
判定は、1万円/(8回×1/2)=2500円/回
会員にならずに都度2000円を払ったほうが得になる計算。
旧リゾート地で売りに出された別荘を安値で購入しようとする人がいる。
その場合は、そもそも年に何度そこに出向くことができるかを冷静に考え、前述の式にあてはめてみるべきだ。
私見では、年に数度も行くことができない別荘を購入すると、1回当たりのコストは莫大になる。1回当たりの金額で近くの高級旅館に宿泊することができるだろう。しかも掃除もしなくて済む。
少し頭を切り替える必要があるかもしれません。